日常生活やイベントの告知、記念日のメッセージなどで「1st」という表記を目にすることは非常に多いですが、その正しい読み方や使い方、さらには1st, 2nd, 3rdといった関連表現の正確な意味について、自信を持って説明できるでしょうか。
また、1stアニバーサリーや1stステージといった言葉の具体的な意味合い、SixTONESのファンなら気になる1stアルバムやその原石盤の深い詳細、そしてビジネスメールやデザインで間違いやすい英語での適切な1stの表記方法など、知っているようで意外と知らない点は多いものです。
例えば、英語で「ファースト」は1stと書きますか?という基本的な問いから、1st、2nd、3rdとはどういう意味ですか?や、1stアニバーサリーとは何ですか?といった具体的な使い方に関する質問まで、この記事一つで全てがクリアになります。
この記事では、「1st」というキーワードの基本的な意味から、間違いやすい表記のルール、ビジネスからエンターテイメントまで様々なシーンでの具体的な使い方を、誰にでも分かりやすく徹底的に深掘りして解説していきます。
- 1stの正しい読み方と基本的な意味
- 1st, 2nd, 3rdの具体的な違いと使い分け
- ビジネスや日常で使える1stの具体例
- 間違いやすい序数詞の表記と注意点
1stの基本的な意味と正しい使い方
- 1stの基本的な読み方
- 1st, 2nd, 3rdの意味とは
- 英語でファーストは1stと書きますか?
- 正しい1stの表記方法
- 1stの具体的な使い方
1stの基本的な読み方
「1st」の最も一般的で標準的な読み方は「ファースト」です。
これは、英語で「1番目」や「最初」を意味する単語「first」を簡潔に表した省略表記であることに由来します。
数字の「1」に、「first」のスペルの最後の2文字である「st」を組み合わせることで、「1st」という形が作られています。
そのため、ビジネス文書、日常会話、イベントの案内など、どのような文脈で「1st」という表記が出てきても、「ファースト」と読むのが基本です。
ただし、パチスロ用語の「左1stベル」を「ひだりファーストベル」と読むように、特定の専門分野では独自の読み方が存在することもありますが、これは例外的なケースと言えるでしょう。
豆知識:なぜ略して書くの?
序数詞を毎回「first」や「second」とフルスペルで記述するのは、特にリストや表の中では冗長になりがちです。
順位や日付、バージョン番号などを簡潔かつ視覚的に分かりやすく示すために、「1st」や「2nd」といった省略形が広く使われています。
これにより、情報の伝達効率が高まるという大きなメリットがあります。
1st, 2nd, 3rdの意味とは
1st, 2nd, 3rdは、それぞれ物事の順序や順番を表す「序数詞(じょすうし)」の省略形です。
英語ではOrdinal Numbersと呼ばれます。
これらは単に数量を示す1, 2, 3といった「基数詞(きすうし)」(Cardinal Numbers)とは異なり、「~番目」という位置関係を示す重要な役割を持っています。
それぞれの意味と元の英単語、そして比較のための基数詞を以下の表にまとめました。
表記 (序数詞) | 読み方 | 元の英単語 | 意味 | 対応する基数詞 |
---|---|---|---|---|
1st | ファースト | first | 1番目、最初 | 1 (one) |
2nd | セカンド | second | 2番目 | 2 (two) |
3rd | サード | third | 3番目 | 3 (three) |
4th | フォース | fourth | 4番目 | 4 (four) |
このように、「1st」は「1番目」、「2nd」は「2番目」、「3rd」は「3番目」を指し、それ以降は「4th」「5th」と続いていきます。
レースの順位やランキング、建物の階数(例:1st floor)、製品のバージョン(例:ver 2nd)など、私たちの生活のあらゆる場面で順序を示すために不可欠な表現です。
英語でファーストは1stと書きますか?
はい、その通りです。現代の英語において、「最初」や「1番目」を意味する「first」を数字を用いて簡潔に表記する場合、「1st」と書くのが最も一般的で広く認知されている方法です。
この表記ルールは、数字の末尾に、対応する序数詞の英単語の最後の2文字を付け加えるという非常にシンプルな原則に基づいています。
「first」の最後の2文字は「st」なので、数字の「1」と組み合わせて「1st」となります。
このルールは、2nd (second)や3rd (third)にも同様に適用されます。アカデミックな論文から、友人とのカジュアルなチャットまで、フォーマル・インフォーマルを問わず、英語圏ではごく当たり前に使われる標準的な表記方法です。
そのため、英語で文章を書く際には、このルールを覚えておくと非常に便利です。
多くの英語のスタイルガイドでも、この序数詞の短縮形の使用法が定められています。
例えば、大学のライティングセンターなどでは、数字の表記に関するガイドラインとして紹介されることがよくあります。
(参照:Purdue University Online Writing Lab “Numbers”)
正しい1stの表記方法
「1st」の表記で最も重要なのは、数字の後に続くアルファベットの組み合わせを正確に覚えることです。
特に「1st」「2nd」「3rd」は、4以降の数字とルールが異なるため、混同しやすく、間違いが頻発するポイントです。
以下に、初心者が陥りがちな間違いと正しい表記を改めてまとめました。
よくある表記の間違い
・1th → 間違い。正しくは 1st (first) です。
・2st, 2th → 間違い。正しくは 2nd (second) です。
・3st, 3th → 間違い。正しくは 3rd (third) です。
これらの間違いは、4以降が「4th (fourth)」「5th (fifth)」と「th」で統一されるため、それに引きずられてしまいがちです。
「1, 2, 3だけが特別ルール」と強く意識することが、ミスを防ぐ鍵となります。
さらに、10以上の数字になると少し複雑になります。
特に注意すべきは「11, 12, 13」です。これらは下一桁が1, 2, 3ですが、例外的に「th」が付きます。
なぜなら、元の単語が「eleventh」「twelfth」「thirteenth」と、すべて「th」で終わるためです。
一方で、21, 22, 23は「twenty-first」「twenty-second」「twenty-third」となるため、基本ルール通り「21st」「22nd」「23rd」となります。
この違いを理解するために、以下の対応表が役立ちます。
数字 | 表記 | 数字 | 表記 | 数字 | 表記 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1st | 11 | 11th | 21 | 21st |
2 | 2nd | 12 | 12th | 22 | 22nd |
3 | 3rd | 13 | 13th | 23 | 23rd |
4 | 4th | 14 | 14th | 24 | 24th |
5 | 5th | 15 | 15th | 25 | 25th |
1stの具体的な使い方
「1st」は非常に汎用性が高く、私たちの周りの様々な場面で使われています。ここでは、代表的な使い方をカテゴリー別に、より多くの例文と共に紹介します。
日付 (Dates)
日付を表す際に最も頻繁に使われる用法の一つです。特に月と日を併記する際によく見られます。
例:The meeting is scheduled for July 1st. (会議は7月1日に予定されています。)
例:Please submit the report by the 1st of October. (10月1日までにレポートを提出してください。)
順位・等級 (Ranks & Grades)
競争の結果や品質のレベルを示す際に不可欠です。
例:She finished 1st in the marathon. (彼女はマラソンで1位になった。)
例:This is a 1st grade product. (これは一級品です。)
記念日・最初のできごと (Anniversaries & Firsts)
記念すべき最初の出来事を強調し、特別な意味合いを持たせます。
例:We are celebrating our 1st wedding anniversary. (私たちは結婚1周年を祝っています。)
例:This is my 1st visit to Japan. (これが私の初めての日本訪問です。)
その他の使用例
- 版・バージョン: 1st edition (初版), 1st release (最初のリリース)
- 軍隊の部隊名: 1st Battalion (第1大隊)
- 住所の番地: 1st Avenue (1番街)
このように、「1st」は単に「1」という数字を表すのではなく、「唯一無二の最初のものである」という特別な価値や位置づけを強調する際に、非常に効果的な表現となります。
様々な場面で使われる1stの具体例
- 1stアニバーサリーの意味
- ライブの1stステージとは
- SixTONESの1stアルバムとは
- アルバム「1ST」の原石盤
- 場面に応じた1stの意味を理解しよう
1stアニバーサリーの意味
「1stアニバーサリー」とは、文字通り「最初の記念日」、そして最も一般的には「1周年」を意味する言葉です。
「anniversary(アニバーサリー)」という単語が、ラテン語で「年」を意味する “annus” と「回る」を意味する “versus” に由来し、「年に一度巡ってくる記念日」を指すため、「1st」と組み合わせることで「初めて巡ってきた記念日=1周年」となります。
この表現は、個人的な出来事からビジネスシーンまで幅広く使用されます。
例えば、結婚1周年は「紙婚式」とも呼ばれ、思い出をアルバムなどに記す風習があります。
企業にとっては、顧客への感謝を示す「1st Anniversary Sale」などを開催し、ブランドの節目を祝う重要な機会となります。
1stアニバーサリーの様々な使われ方
プライベート: 1st Wedding Anniversary (結婚1周年), 1st Birthday (1歳の誕生日)
ビジネス: 1st Foundation Anniversary (創立1周年), 1st Anniversary of Opening (開店1周年)
エンタメ: 1st Anniversary of Debut (デビュー1周年記念)
このように、あらゆる始まりから1年が経過したことを祝う、ポジティブで特別な意味合いを持つ言葉です。
ライブの1stステージとは
音楽ライブや演劇、各種イベントの文脈で使われる「1stステージ」という言葉は、主に「第1部」や「その日最初の公演」を指すために用いられます。
特に、同じ日に同じ会場で複数回の公演が行われる場合に、それぞれの回を区別するために使われることが多いです。
例えば、人気アーティストがファンの需要に応えるため、土日に「昼公演」と「夜公演」の2回公演を行うことがあります。この場合、昼公演が「1stステージ」、夜公演が「2ndステージ」と呼ばれます。
また、1回の公演自体が長時間に及ぶ場合、観客の集中力やアーティストの体力を考慮して、途中に休憩を挟むことがあります。
この形式では、休憩前の前半部分を「1stステージ」、休憩後の後半部分を「2ndステージ」と呼んで、プログラムを区切ります。
ジャズクラブなどでは、この2部構成が一般的です。
文脈によって「1日のうちの1回目」なのか「1公演のうちの1番目」なのか意味合いは少し異なりますが、いずれにしても「一連のパフォーマンスにおける最初の区切り」を指していると理解すれば間違いありません。
SixTONESの1stアルバムとは
「SixTONESの1stアルバム」とは、ジャニーズ事務所(当時)所属の6人組アイドルグループSixTONESが、デビューから約1年後の2021年1月6日にリリースした記念すべき初のフルアルバム『1ST』(ファースト)を指します。
このアルバムは、オリコン週間アルバムランキングで初登場1位を獲得するなど、商業的にも大きな成功を収めました。(参照:ORICON NEWS)
本作は、グループ名の由来でもある「原石」と「音色」という2つのコンセプトを軸に制作されました。
デビューシングル「Imitation Rain」(YOSHIKIプロデュース)から3rdシングル「NEW ERA」までの大ヒットシングル3曲に加え、ロック、R&B、EDMなど、極めて多彩なジャンルの新曲が収録されています。
これにより、彼らが単なるアイドルグループではなく、高い音楽性を持つアーティスト集団であることを世に知らしめた、キャリアを象徴する作品となっています。
アルバム「1ST」の原石盤
アルバム『1ST』における「原石盤」とは、3形態でリリースされたうちの初回盤Aの名称です。
このネーミングは、SixTONESというグループ名が「原石(gemstone)」に由来することから来ています。
この「原石盤」がファンにとって特別な価値を持つ最大の理由は、彼らがジャニーズJr.として活動していた時代からライブで披露してきたものの、長らく音源化されていなかったファン待望の5曲が収録されている点です。
具体的には、「この星のHIKARI」や「BE CRAZY」、「RAM-PAM-PAM」といった、彼らのライブパフォーマンスの核となってきた楽曲が含まれています。
これらの楽曲は、デビュー前の彼らの荒削りながらもパワフルな魅力を象徴しており、長年のファンにとってはまさに”宝物”のような音源化と言えるでしょう。
「音色盤」との違い
ちなみに、初回盤Bは「音色盤」と名付けられています。こちらのコンセプトは、メンバーの音楽的な個性、すなわち「音色」に焦点を当てたものです。
メンバーがジェシー・田中樹、髙地優吾・森本慎太郎、京本大我・松村北斗という3組のユニットに分かれ、それぞれ異なるテイストの楽曲に挑戦しています。
「原石盤」がグループの歴史を辿る一枚であるのに対し、「音色盤」はメンバー個々の新たな可能性を探る一枚として、対照的な魅力を放っています。
場面に応じた1stの意味を理解しよう
この記事のポイントをまとめました。
- 1stの基本的な読み方は「ファースト」で、英語の「first」に由来する
- 1stは数量の「1」ではなく、順序を示す「1番目」を意味する序数詞である
- 2番目は2nd (second)、3番目は3rd (third)と表記し、ルールが異なる
- 4番目以降は基本的に数字の末尾に「th」を付けるのが原則
- 例外として11, 12, 13は11th, 12th, 13thと表記されるので注意が必要
- 21は21st、31は31stのように、下一桁の数字のルールが適用される
- デザインや文書作成時に「1th」や「2st」と誤記しないよう注意する
- 日付、順位、等級、記念日、バージョン番号など幅広い場面で活用される
- 1stアニバーサリーは「1周年記念」を指し、個人・ビジネス両方で使われる
- ライブの1stステージは「第1部」や「その日の最初の公演」を意味する
- SixTONESの1stアルバムは、2021年に発売されたデビューアルバム『1ST』
- アルバム『1ST』の原石盤は、Jr.時代の未音源化楽曲を収録した初回盤Aである
- 文脈に応じて「1st」が何を指しているかを正しく把握することがコミュニケーションの鍵となる
- このルールを理解することで、英語での表現力も向上する